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大阪・外国人ビザ手続きサポート行政書士の岡田枝里です。
1月28日、東京入国管理局は、偽造在留カードの製造拠点であるとして、埼玉県内のマンションの一室を入管法違反の容疑で強制調査していたことが判明しました。
【事件の概要】
同月11日、東京入管は、埼玉県川口市にあるマンションの一室から、作成済みの偽造在留カード14枚や、偽造に使う白いカード、角度によって見え方が変わるホログラムが施されたラミネート、偽造のための画像データが入ったPCやスマートフォン、プリンター、送付に使うとみられる大量のレターパックなどを押収。
偽造カードにはホログラムが施されており、「(入管関係者である)我々が見れば偽造と分かるが、普通の人が見抜くのは難しい」ほどの、精巧な作りであった。
東京入管は、このマンションの一室に住む元留学生の中国人男性を同法違反で摘発。
男性は、昨年5月から在留資格がなくなり、不法滞在となっていた。
調べに対して、SNSや口コミで顧客を集め、自宅でカードを偽造・販売し、日本各地に郵送。1枚当たり約1,000円の報酬を受け取っていた、と話している。
東京入管によると、偽造拠点の摘発は、全国2例目。
押収量は、過去最大規模。
日本で働く外国人が増えてきています。
今年4月から新しい在留資格が創設されるに伴い、今後もますます増えていくことが予想されます。
正規の在留資格を装う偽造在留カードのニーズも増し、違法就労に悪用されているものと思われます。
偽造されたカードは、「一般の人は本物と思うレベル」…
現在、流通している偽造カードは、見た目で偽造と見分けるのは難しい。
また、カード番号が有効であるケースも多い。
手口は巧妙化しています。
今後、外国人労働者の拡大のためにも、チェック体制を強化し、抜本的な防止体制を構築することが課題となるのではないでしょうか。
このニュースには、背筋が寒くなる思いがしました…
外国人を雇用される際には、これまで以上に、細心のご注意を…。
不安に思われることがありましたら、ぜひご相談ください。
最後に。
どうか、このような不法なものに頼ろうとされませんように。
不法なものに手を出すと、その結果は、ずっとずっと、後々までついてきます。
周りにいるご家族、お友達、先輩、先生。
私たち、専門家。
一度立ち止まり、考えてみてください。
相談してください。
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このブログがあなたのお役に立てたのでしたら、幸いです。
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