来てくださって、ありがとうございます。
大阪・外国人ビザ手続きサポート行政書士の岡田枝里です。
永住ビザをお持ちの皆さま。
何かしらの苦労をされて、永住ビザを取得された方もいらっしゃるでしょう。
これから永住ビザを申請しようとお考えの皆さま。
「私は、永住ビザをもらえるだろうか…」
色々と、心配されている方もおられますよね。
※永住ビザについての詳細は、こちらへ。
https://office1017.com/service/service02/
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※永住ビザを取得するメリットは?
https://office1017.com/blog/853/
中には、「思ったほど大変じゃなかったわ~」とおっしゃる方もいるかもしれませんが…
これから永住ビザの申請をする方も、すでに永住ビザをお持ちの方も、何かしらの心配があり、苦労があったのではないでしょうか?
さて、様々な困難を乗り越えて。
やっとの思いで取得した、永住ビザ。
「はぁ~、これで日本にずーーーっといられる。」
「これで、やっと安心して生活できる!」
と、思っていらっしゃいます??
…実は、そうではないんです!
これから言うこと。(書くこと。)
知らないと、取り返しのつかないことになるかもしれません…
後悔しないように、よぉぉぉくお気をつけて読んでください。
永住ビザは、取り消される場合もある。
えっ、ウソ!?
どんな場合に、取り消されるの??
はい。
よくある、永住ビザが取消しになるケースをご紹介します。
1、みなし再入国許可制度を利用して出国し(正式な再入国許可を取らずに)、1年を超えてしまったとき
あなたは、何らかの事情があって、日本を出国しなければいけなくなりました。
さて、その期間が1年を超える場合。
その場合は、日本を出国する前、事前に、住居地を管轄する入管に「再入国許可」を申請して、取得してください。
一方、日本を出国する期間が1年以内だった場合(特別永住者の方は2年)。
「みなし再入国許可」という制度により、事前に再入国の許可を取得しなくてもよくなりました。
ただし。
事前に正式な再入国許可を取得せずに、みなし再入国許可で出国して、1年以内に日本に戻ることができなかった場合は…
これまで持っていたビザは、失くなります。
これは、永住ビザも同様。永住ビザも失ってしまいます。
つまり、今までの在留歴はすべてリセットされてしまいます。
次に日本に入国するときは、「初めて来日する外国人」と同じ状態になります。
残念ながら、永住ビザは失ったまま。
もとには戻らないのです。
2、日本に入国する際や、その後の更新・変更、永住申請など、過去に虚偽申請・偽造書類で申請して、在留許可を受けたことが発覚した場合
たとえば。
オーバーステイをしてしまったなど、過去にビザに関する問題があったとします。
「小さなことだから、言わなかったらバレないよね。」
「永住申請で許可もらえないかもしれないから、隠しておこう…」
いえいえ。
世の中、そんなに甘くはありません。
入管では、そのような過去の記録を残しています。
ビザに関する申請があれば、必ず、過去の申請書類・内容を調べます。
ウソは、必ず、バレます。
はい。
大事なところなので、もう一度言います。
必ず、ウソはバレますよ!
ウソをついて申請してはいけません。
隠しておきたい過去があっても、必ず、すべての事実を隠さずに、真実を申請してください。
3、居住地を登録しなかった、転出転入届を提出しなかった、または虚偽の届け出をした場合
日本に3ヶ月以上滞在する外国人の皆さま。
入国後、住居地を定めた日から14日以内に、居住する市町村に、その住居地を届け出る必要があります。
住居地を変更した場合にも、同様に、新住居地に移転した日から14日以内に、新住居地の市区町村に、住居地の届出をしなければいけません。
正当な理由なく、90日以内に住居地を届け出なかった場合は、ビザが取り消されることがあります。
永住者の皆さまも、同様です。
90日を超えて、必要な届出をしなかったり、虚偽の届出をした場合には、永住ビザが取り消されることがあります。
4、在留カードの有効期間更新申請手続きをしなかった場合
お手元の在留カードをご覧ください。
永住者の皆さまは、在留期間は「※※※」とされています。
これは、在留期間。
この場合は、在留期間の制限がないということですね。
これとは別に。
在留カードには、有効期間が存在します。
この有効期間の満了日の2ヶ月前から有効期間満了日までに、在留カードの更新手続きをしなければいけません。
在留カードの有効期間。
定期的にチェックするようにしておいてください。
5、麻薬・覚せい剤・売春などの罪を犯して、一定の刑罰に処せられた場合
ほとんどないことかと思います。
あまり、あっては好ましくないことですが、念のため。
・刑法に定める一定の罪名に違反して、懲役または禁錮に処せられた場合
※刑法のすべての罪ではありません。
・麻薬および向精神薬取締法に違反した場合
・売春防止法に違反した場合
これらの場合、退去強制になる可能性があります。
その場合は、出国すると、永住ビザが取り消されてしまいます。
※永住ビザについての詳細は、こちらへ。
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いかがでしたか?
永住ビザとはいっても、日本人になったわけではありません。
あくまでも、外国人であることに変わりはないのです。
問題だと思われる行為・行動をすれば、場合によっては、永住ビザが取り消されてしまうこともあります。
これらは、日常のちょっとしたミス・油断から起こり得ます。
永住ビザを取得したからといって安心せずに、日頃から十分にご注意ください。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたのでしたら、幸いです。
またのご訪問をお待ちしています。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
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